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蛇頭とは?

(大阪府警察生活安全課)

集団密航事件などの背後には、複雑に組織された犯罪集団が介在していることが多いほか、不法滞在者自身が組織、ネットワークを作り、より大きな金儲けを狙った犯罪やグループ同士の抗争事件を引き起こすなど、来日外国人による犯罪も増えています。

また、海外に本拠を置く外国人犯罪組織の日本への進出が顕著になってきています。

特に密航の請負組織である「蛇頭」は、全国各地で暗躍しており、中国人密航のほとんどに「蛇頭」が関与しています。今回は、「蛇頭」の活動実態等を紹介します。

蛇頭とは?

中国から日本や米国等の外国への密入国をビジネスとして行う密航請負組織を”蛇頭(じゃとう)”と呼んでいます。

世界的な規模で広がる人的なネットワークを基盤として、密航者の勧誘・引率・搬送、偽造旅券の調達、不法就労のあっせん等を行っています。

【”蛇頭”は、欧米では「スネークヘッド」と呼ばれています。】

活動実態

日本と中国の経済格差を背景として、日本への出稼ぎを希望する者が後を絶たないことに目を付け、蛇頭は日本の暴力団と結託するなどして密入国をビジネス化しています。密航費用は1人当たり300〜400万円と言われていますが、最近は、出発前に手付金を支払い、目的地まで到着すれば、本国の密航者の親戚等が「蛇頭」に密航費用を支払うシステムが多いようです。

【福建省長楽市内に建ち並ぶ「密航御殿」(密航者が稼いだ金で建てたもの)】

密航実態

□密航仕立て船

漁船等の密航船を仕立てて、中国から直接、日本へやってくるという従来からの方法で、平成9年の集団密航ピーク時においては主流を占めていました。

□韓国・日本船への洋上乗換

中国船等で中国本土を出た後、韓国の済州島沖や日本近海で韓国や日本の漁船等に密航者を乗り換えさせて密入国してくるパターンも数多く見受けられます。

□コンテナ・隠れ部屋密航

最近は、コンテナや船内の隠れ部屋に潜んで密入国してくる方法が増えています。

□日本人成り代わり

中国残留邦人やその家族を偽装したり、中国に旅行に来た日本人から旅券を買い取って写真を貼り替えた偽造旅券で日本人に成りすまし密入国してくる者もいます。

【コンテナ密航の内部状況】

【密航者の隠れ部屋に使われた貨物船船首縄庫内の状況】

蛇頭組織の構成

○密航請負組織「蛇頭」の構成は、次のようになっています。

ボ  ス
勧誘蛇頭  取立蛇頭  引率蛇頭  出迎蛇頭  受入蛇頭
日本人組織
(暴力団)

治安に及ぼす影響

●不法滞在者のグループ化

密航者が日本に来てグループ化するとともに強盗・窃盗、不正パチンコ、外国人登録証・テレホンカード等の偽造、地下銀行など、あらゆる犯罪を敢行しています。

●蛇頭グループ同士の抗争

密航請負料の取り立てをめぐる中国人同士による逮捕監禁、殺人等凶悪犯罪が発生しています。

●暴力団との結託

密航者を受け入れる際には、暴力団との連携もみられ、暴力団の新たな資金源となっています。

●闇の国外送金ルート

「地下銀行」の存在

犯罪によって得た不正利益をいわゆる「地下銀行」を利用して不正に国外に送金しています。

これは、我が国の経済基盤を根底から揺るがす犯罪です。

【蛇頭アジトから押収した青龍刀や模造日本刀等】

集団密航の現状

最近の集団密航は

等の手口で我が国に不法入国しています。

密航仕立船(一見、漁船との区別はつきません)

密航者が潜んでいたコンテナ内部

大阪府警では、悪質な犯罪を行う外国人に対する取り締まりを強化するとともに、外国人の皆さんが日本で安心して暮らせることを願って、地域の住民や企業と一体となって、安全な町づくりを推進するため、講演会や防犯指導、交流会などを行っています。

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