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パスポートの値段

(みたびの放浪 旅の雑談その18)

いまの日本のパスポートは偽造(運転免許証のように顔写真が埋め込んである)はできませんが、以前の大きいタイプの赤いパスポートは写真欄に写真を貼りその写真の上にシールを貼るタイプなので比較的簡単に偽造ができた様です。

上手くシールを剥がして写真を剥がし、そして新しい写真に付け替えシールを戻します。そしてもとあった押印とずれないように押印をおせば出来上がりです。

顔写真が変わっただけでパスポートはパスポート自体もパスポート・ナンバーも正規のものなので日本人に成りすますのにいい方法です。日本人顔で少し日本語が喋れれば完璧です。

例えば日本に入国するためには日本のビザを取得するのが普通ですが、何らかの理由(アジア諸国の人々の日本のビザの取得は年々難しくなっています)でビザの取得が不可能な場合に考えるのがパスポートの偽造です。日本のパスポートがあればビザも必要なく日本に入国できます。

日本のパスポートを持っていると北朝鮮以外(今は全ての国がOKです)はどの国にでも行くことができるので、日本に行くこと以外にもあの赤いパスポートはとても有効でした。

旅行中パスポートの盗難はよくありますが、それらのパスポートはパスポートの偽造に使われることもあるようでした。そして偽造パスポートは闇で高く売れるので、パスポートを狙った犯罪もあったようです。

さて、インドなどを旅している人の中に、インドに居着いて麻薬にはまってしまい、お金も使い果たし、ビザも期限切れという旅人は結構いるようです。

身も心もボロボロで、他の旅人を騙したり、荷物を盗んだりといった墜ちるところまで墜ちてしまった旅人(というよりこうなると麻薬中毒者ですが)のとる最終手段が自分のパスポートの売却です。

日本がバブル経済に踊っていた頃、インドでの日本のパスポートの闇値は50万円とも100万円とも言われていました。それだけのお金があれば半年や1年は充分暮らせるので(オーバーステイで捕まらない限り)、後先考えずにパスポートを手放してしまう人もいたそうです。パスポートは闇に流れ、本人は更に泥沼に墜ちていくのです。

そういった人の行く末がどうなったのか知りませんが、以前の日本のパスポートには旅行者の身元証明以外の価値があったのです。そう考えれば以前のパスポートの申請料1万円(今は1万5千円)は安い買い物だったのかも知れませんね。

先日、中国の「蛇頭」が組織的に日本のパスポートの偽造・変造していて問題になっているとの記事がありました。

蛇頭に協力しているのが日本人旅行者で、自分のパスポートを現地で売って、日本大使館で再発行してもらいます。パスポートの値段は10万円から20万円で、それ用のツアーだと航空チケット・ホテル代なども払ってくれる場合もあるとか。

日本への密入国を望む中国人が蛇頭に払う金額は50万円かそれ以上とのこと。組織的にしても充分商売として成り立ちます。

蛇頭に協力した日本人も何人か逮捕されているみたいですが、やはり20代か30代の若い年代が多いようです。逮捕されることを考えたら10万円や20万円で売るのは安すぎますね。この辺の裏話を知っている方、教えて下さい。

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