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日中首脳会談 中国・温首相新たな「歴史カード」の可能性 「戦争で何人死んだ?」

(産経新聞 2004年12月4日)

先月末にラオスで開かれた小泉潤一郎首相と中国の温家宝首相との会談で、 温首相が日中友好のエピソードについて語る小泉首相の話には関心を示さず、昭和10年代の日中戦争について「中国人が何人死んだか知っているか」などと首脳会談では異例の激しさで詰め寄っていたことが3日、分かった。

関係筋によると、会談の中で小泉首相は政治の師にあたる故福田赳夫元首相 と来日したトウ小平副主席が昭和53年、 日中平和友好条約の批准書を交換したことを回想。この会談に自分と森元首相、扇千影参院議長、福田康夫元官房長官が同席したエピソードを紹介し「そのうち二人は首相になり、一人は議長になって出世した」と友好ムードの演出を試みたが、温首相は「今の話を忍耐を持って聞いた」と不快感を示したという。

それだけでなく温首相は日本の中国に対する政府開発援助(ODA)は不要だとした上で、「日中戦争で中国人が何人 死んだか知っているか。しかも中国は日本に損害賠償請求はしていない。」と主張。会談直前に「もう卒業の時期 に来ているのではないか」と発言した小泉首相を強く牽制。これらの中国側の主張に小泉首相は即答を避けたという。

中国は特に「卒業」という表現について「教師が生徒を採点する印象を与え、中国が日本に見下されているように感じて反発している」(政府高官筋)と見られており王毅駐日大使らは首相官邸サイドや与党幹部に対してこの表現を使わないよう要求している。

昭和12年の盧溝橋事件から終戦までの日中戦争と着の犠牲者数をめぐり、中国は極東軍事裁判(東京裁判)時に は約180万人と申告。その後1950年代までは6百数十万人としていたが、91年には2000万人、江沢民主席時代 の95年には突如、約3500万人と主張するなど算定根拠が不明のまま当初の20倍にまで増やしてきた経緯がある。

中国側は今後、靖国神社参拝だけでなく中国人犠牲者数を新たな歴史カードとして前面に押し出してくる可能性もある。

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