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米機密文書詳報6

(産経新聞朝刊 2002年5月2日)

日中国交回復前後のスパイ活動

▽七三年七月九日、在日米軍第五〇〇情報部隊所属、ベンジャミン・ハミルトン大佐報告書より

日中国交回復にともなう初代駐日大使の日本赴任によって中国の日本における情報活動は活発になると考えられる。その対象はソ連の対日影響を弱め、中国経済再建に必要なノウハウを日本から得ることになる。とりわけ

(1)日ソ関係に対抗する日中関係の確立

(2)在日米軍と自衛隊情報の収集

(3)チュメニ石油埋蔵地(ウラル山脈東部)へのソ連の意図を探る

(4)ICBM(大陸間弾道弾)関連技術情報の収集−に絞られる。加えて日本政財界への影響力保持とソ連の影響力阻止が重要な課題となる。

《田中角栄首相は日中国交回復を主要な政策目標に掲げ、公明党を橋渡し役にしたうえで訪中、七二年九月二十九日に日中共同声明に調印し、日中国交が回復した。日中国交回復はニクソン米大統領の訪中に追随するもので、逆に中国側では中ソ対立を念頭にソ連への対抗の狙いがあるとみられていた》

▽ 七二年十二月六日、在日米軍第五〇〇情報部隊所属、トシオ・アオヤギ大佐報告書より

東京華僑総会のC(報告書では実名)が七二年九月十五日から十一月九日まで訪中団を率いて滞在中、周恩来首相から次のような特別任務を指示された。

(1)台湾の在日学生に対し中国の費用による中国訪問を勧め、代わりに学生は台湾に戻って中国の指示を受ける

(2)日本国籍を得た中国人に極秘に中国を訪問させ、日本帰国後は中国政府のための活動に従事させる。

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