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米機密文書詳報2

(産経新聞朝刊 2002年5月2日)

国会議員や労働組合幹部への工作

▽五五年三月十一日、在日米軍第四四一情報部隊所属、セイジ・オカザキ特務員報告書

シン・エンピン(通称スー・シャン、二十七歳)は中国の元女優で対日スパイとして活動している。

現在は東京都渋谷区に居を構え、香港にある南宋公司社長で元中共軍将軍のリ・クンリァンの指示で活動しているとみられるが、スーの活動対象は日本の国会議員に接触し、関係を保つこととされ、これまでの情報では月二百万円を費やしていると推測される。

スーはとりわけ民主党議員で前内閣官房長官のN(報告書では実名)議員に接近、強い関係を築いたもようで、すでに多額の政治資金をスーが提供している。

スーは中共統一戦本部支配下にある北京大学元農学部校舎を本部にする国際地下工作員訓練所で初期訓練を受け、五一年十月に香港に派遣された。さらに南宋公司のリの指示を受けて東京に潜入した。

スーの実兄はそれ以前に東京に潜入、活動していたが、五四年十月、兄が台湾の国民党政府寄りになったとスーが報告したため実兄は中国に呼び戻され処刑された。

▽ 在日米軍参謀部所属第五〇〇情報グループ特殊任務部隊報告書

富士重工労働組合宇都宮支部のO(報告書では実名)は中国機械工業労働組合の招待で一九六三年六−七月に訪中した。そのさいオパールや月長石など高価な宝石類、絵画類など計五十万円相当と現金を持ち帰った。

また、栃木県選出の社会党参議院議員、T(報告書では実名)に対してはダイヤモンドの指輪を中国要人からの贈り物として届けた。

Oがこれら高額の宝石類を購入できたのは中国スパイの疑いのある在日中国人、スン・クンタイに、中国の知人から現金を預かってきてほしいと依頼され、その現金を借用したからだと説明している。

また、TはOに周恩来首相あての紹介状を渡しており、指輪は周恩来首相かその周辺の要人からの贈呈品の可能性がある。

Oは訪中後、日中友好協会宇都宮支部メンバーとなり、「中国は労働者の天国」など中国礼賛の言動を強めている。 

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