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中国の反日教育「危険な民族主義」NYタイムズが批判

(2004年01月22日 産経新聞朝刊)

古森義久

二十二日付けのニューヨーク・タイムズは、中国がいまなお続けている、若者に日本への憎しみを植えつける反日教育をやめることを主張した評論記事を掲載した。米国大手メディアが中国側の対日態度を批判することは珍しい。

評論記事は「新中国シンドローム(症候群)」と題されるコラムで、同紙元北京支局長のニコラス・クリストフ記者によって書かれた。昨年九月の米中枢同時テロに対し、中国国民の間で喜びを表明する向きが多いことは江沢民政権が推進する「愛国教育」の結果で、それが中国の危険な偏狭なナショナリズムを広めているとしている。

さらに、中国共産党がナショナリズムを国内統治の正当性保持の道具に使っているとし、排他的な民族主義をあおることは有害であり、ブッシュ大統領は二月の訪中の際、その愛国教育の中止を求めるべきだと主張している。

同記事はまた、反日教育を愛国教育の一環として位置づけ、「中国はとくに日本人を日本鬼子と呼び、日本に対する憎しみを若者にうえつけることを停止する必要がある。学校でも映画やテレビでも全プロパガンダのネットワークが日本非難に動員され、対日憎悪は危険な状態となっている」と述べた。

中国の対日憎悪の実例として、最近、中国の有名女優が日本の軍隊に似たデザインの服を着てファッション雑誌に登場したところ、袋だたきにあい、排泄物まで浴びせられたケースを紹介。「反日教育の結果として敵対的ナショナリズム」が中国を尖閣諸島の領有権をめぐる、日本との衝突へと駆り立てる危険があると警告している。

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