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日蓮は、謗法を犯す者を殺すことを、功徳とした

(「法華経の行者日蓮」講談社学術文庫)

姉崎正治(一八七三―一九四九)は、一九〇五年に東京帝国大学文科大学に開設された宗教学講座の初代教授であり、日本の宗教学の祖に位置づけられている。

姉崎正治

不殺生戒と申すは、是の如き重戒なれども、法華経の敵になれば、此れを害するは第一の功徳と説き給う也。(秋元御書)
 
例せば殺生戒は仏誡の第一であり、生物を残害しないのは道徳心の発端である。それにしても謗法の者を懲罰するは、法華行者の義務であり、いかに折伏してもこれに応じない者は、これが一命を断つとも已むを得ない。これかえって真の慈悲である。この意味からいえば、謗法者を殺すのは、法華経主義からいえば、不道徳でないのみならず、かえって大道徳になる。

小学生向けに言い換えると、次になる。

生物の命を奪うことは、非常に重い罪である。法華行者は、道徳心があるから、生物を殺さないのである。しかし法華行者は、謗法を犯す者(法華経を蔑ろにする者)を懲罰しなければならない。そして折伏に応じないならば、謗法を犯す者(法華経を蔑ろにする者)を殺したとしてもやむを得ない。何故ならば、人を殺すことの不道徳より、謗法を犯すことを止めさせることの道徳の方が、遥かに正しく良いことだからである(人を殺すことは-10点で、謗法を止めさせることは100点なので、差し引き90点の善をしたことになる、と考えるのがわかりやすいだろう)。

秋元御書の真偽

日蓮宗の基礎研究書である「昭和定本日蓮聖人遺文」によれば、真筆は現存せず、写本が残っている。真偽は諸説あり、「平成新修日蓮遺文」には収録されていない。今後も議論が続く模様である。

そして創価学会はどうかというと、創価学会版御書に収録されている。つまり創価学会は、秋元御書を真筆・真撰と考え、御所根本主義を掲げていることになるのである。

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