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“創価学会批判本、これだけある”

(「しんぶん赤旗」 2001年5月29日)

公明党区議の図書館圧力質問 東京・中央

一面所報のように東京・中央区議会で、公明党の佐藤孝太郎区議は三月二十三日、区立図書館の創価学会批判本蔵書に圧力をかける質問をしました。同区議はその際、「池田大作SGI(創価学会インターナショナル)会長は三十一カ国を訪問し、百六十の名誉市民となり、百の名誉博士、名誉教授の栄誉をうけている」「創価学会、池田SGI会長について、どのように考えているのか」と質問しました。

さらに『週刊新潮』や『月刊ペン』事件などを非難し、「区立図書館に(数冊の書籍名をあげて)創価学会を批判した本がこれだけある。一部の区民から『偏った蔵書になっている』との声がある。図書の選定はだれがどのようにおこなっているのか」「いまのやり方は公正・公平か」と質問。「人事異動が適切におこなわれているのか。どういう本を公正・公平に蔵書するかは重大な問題だ。適正な人事異動をしていただきたい」と要求しました。

これに対し、京橋図書館長(当時)は、「特定の思想・信条に偏らないように配慮している」「すべての蔵書が批判的なものばかりでない。公明党関係では『人間革命』も蔵書している」と答えています。

「図書館の自由」踏みにじる恐れ

山家篤夫さん(日本図書館協会の図書館の自由に関する調査委員会・関東地区小委員長)の話 公明党中央区議の質問は、「図書館の自由に関する宣言」を踏みにじる恐れがあります。

宣言は、図書館は国民の知る自由を保障する機関であり、「多様な、対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する」「著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれて、その著作を排除することはしない」「個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾をおそれて自己規制したりはしない」と明記しています。

特定の思想・信条、宗教的な立場を図書館の運営にもちこむことは、あってはならないことです。図書館職員の人事異動まで要求していますが、区は干渉に屈しないで職員の権利をしっかり守ってほしい。

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