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元警察幹部著書出版妨害 削除部分に“公明党・創価学会と警察の関係”

(しんぶん赤旗 2001年1月1日)

15億円消えたルノワール疑惑捜査で…“池田大作名誉会長にパトカーつけろ”

元警察幹部、平沢勝栄・自民党衆院議員の著書のゲラ刷りが外部にもれて脅迫を受け、著書の一部が削除された問題(本紙連載「政教一体 公明党・創価学会」昨年十二月一日付で報道)で、この削除部分の内容が関係者の話でわかりました。そこには、創価学会にかかわる使途不明金事件として注目された「ルノワール事件」の捜査体験や、池田大作・創価学会名誉会長に必要でないパトカーをつけよ、と公明党が要求したことなどが書かれていました。この新たな言論出版妨害の真相と背景、公明党と警察の関係などの解明が重要になっています。

平沢氏は、警視庁防犯部長、岡山県警本部長、警察庁官房審議官などをへて、九六年に衆院議員となった元警察幹部。

昨年三月に出版した著書『警察官僚が見た「日本の警察」』(講談社刊)のなかで、みずからの体験を踏まえて、警察と公明党・創価学会との関係の問題点にふれようとしました。

その内容のひとつが九一年に表面化した「ルノワール事件」。平沢氏が警視庁防犯部長として、捜査を指揮していました。

この事件では、三菱商事が一九八九年三月に創価学会幹部の依頼を受けて、フランス印象派の巨匠、ルノワールの絵画二点(「浴後の女」「読書をする女」)を都内の画商から買い、創価学会系の東京富士美術館に売りました。

三菱商事は創価学会の「代理役」。しかも、画商からの購入価格は三十六億円とされているのに、画商に渡されたのは約二十一億円でした。その差額、約十五億円のゆくえが大問題になり、「創価学会の裏金づくりか」とマスコミでも報道されました。

警視庁が脱税などの容疑で捜査に乗り出し、金の流れの解明につとめました。絵画代金の預金小切手を発行したのは創価学会と取引の深い三菱銀行で、同行の協力も必要でした。

関係者によると、平沢氏は、当初のゲラ刷りで、三菱銀行という名前はあげないものの、創価学会と深い取引関係にある「大手銀行」が捜査に協力しなかった、と指摘。こうしたことも、ひとつの障害となって捜査がゆきづまったのはまったく残念だった、と当時の心情をのべていました。

さらに著書とは別に、警察関係者が「ルノワール事件の捜査について公明党議員から働きかけがあった」と語っていたことも本紙の調べでわかりました。

また、ゲラ刷りの削除部分では、東京都議会で「キャスチングボート」を握った公明党が、警視庁と特殊な関係になった歴史などを具体的に指摘。さらに、警察が必要と判断していないのに、池田大作・名誉会長にパトカーをつけるよう公明党が警察に要求してきたことも明らかにしていました。

警察幹部の体験にもとづく記述にたいし、ゲラ刷りを入手した勢力は、「私の先生を侮辱するのか」「仏罰があたる」「次の総選挙では、総力をあげて落選させる」といった脅迫のファクスや無言電話を同氏事務所などに集中。このなかで、同氏は、さまざまな判断から問題部分を削除する結果になりました。

一連の経過について、平沢氏は「いまは何もコメントできない」と語っていますが、昨年九月に放映されたテレビ討論番組「朝まで生テレビ」では、公明党からの池田氏へのパトカー警備要求にもふれ、「創価学会の事件で警察に飛んでくるのは公明党議員」と発言していました。

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