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“池田教”を構築するために始まった「池田大作偉人化計画」の驚くべき内容

(「月刊テーミス」2004年9月号)

ノーペル平和賞が取れないから池田大作創価学会名誉会長「世界の偉人」に名乗り出る

題目用の架空銀行が続々誕生

いまや「わが世の春を謳歌する創価学会の池田大作名誉会長が意気軒昂たるところを、学会員の前に見せている。昨年夏には健康不安説が流れ、一時は「死亡情報」まで駆け巡ったほどだった。それが昨年11月の衆院選挙、今年7月の参院選挙を経て、再び元気を取り戻したようである。

創価学会には「学会永遠の5指針」というものがあり、@一家和楽の信心、A幸福をつかむ信心、B難を乗り越える信心、C健康長寿の信心、D絶対勝利の信心を念頭に百万遍題目を奨励している。昨年はこれに池田先生の病気がどうか治りますように」という祈念が加わり、学会員たちは必死で「南無妙法蓮華経」を唱えていた。

創価学会現役会員が語る。

「香峰子夫人の病気のときもそうでしたが、昨年夏の池田先生の健康問題では地区幹部からお達しがあり、御祈念が加わりました。いまはすっかりお元気になられて、これもお題目の賜物だといって仲間と喜んでいます。学会ではお題目を百万遍唱唱える架空の銀行を想定し『積立通帳』まで作っています。1マス1千遍で1万、10万、20万と題目達成表をつけていくものです。お金は盗難に遭いますが、題目の財産は誰にも盗られませんから……」

学会員には「題目総合積立通帳」や「百万遍積立口座」などが配られ、公布銀行や勝利銀行、21世紀銀行、ハピネスバンクなど架空の銀行名が書いてある。若い学会員をつなぎ留めておくための「創価学会お宝グッズ」なのだが、これでは日蓮宗(RC:より正確には日蓮正宗)から破門されるのも無理はない。また、財務と呼ばれる厳しい寄付もいまだに続いている。

そんな学会員の努力をよそに、池田氏とその側近グループは最近ある“特命プロジェクト”を立ち上げたという。それは池田大作という人物を神格化することで、創価学会を実質的に「池田教」にしようという試みである。具体的には歴史上の人物や、世界的に有名な人物と池田氏を対称させることによって、池田氏自身の名声を高めようとする狙いが隠されている。

池田氏を批判する月光部隊がいう。

「池田氏は自分が亡き後も創価学会という一大コンツェルン=集金・集票システムを維持しようと、“池田教”の準備を着々と進めている。そのために世界各国から勲章や名誉賞をかき集め、著名人との交流をアピールしているのだ。池田氏は今年になって歴史や世界情勢に詳しいスタッフを集め、特別チームを編成したという。これはいわば“池田大作偉人化計画”だ。ノーベル平和賞がなかなか取れないものだから、池田氏が激怒したという話があったが、今度はカネと政治力にモノをいわせて池田氏を歴史上の人物、世界のイケダに仕立て上げようというのだ」

池田氏が詩を書くときには「世界桂冠詩人」と署名する。彼は大真面目で自分の偉大さを誇示する。最近のスピーチをチェックすると、孔子やイエス・キリスト、キュリー夫人、ヴィクトル・ユゴーなど、歴史上の人物や偉人が続々登場してくるのだ。

まるで聖火ランナーのように

具体的に見よう。7月15日に行われた第40回本部幹部会は、参院選挙の結果を受けて大いに盛り上がっていた。東京・千駄ヶ谷の創価国際友好会館には池田氏、秋谷栄之助会長、全国の学会幹部のほか、16か国のSGI(創価学会インタナショナル)幹部らが大集合。

「全同志の大健闘を心から讃えたい」と、これは明らかに参院選挙の祝勝会そのものである。池田氏は叫んだ。

「今日は全国、また海外から、晴れ晴れと、代表が参加してくださった。本当にありがとう! 晴れやかな誇りも高き大勝利、本当におめでとう。猛暑のなか、史上最高の大闘争、本当にご苦労さまでした。創価学会、万歳!』『SGI万歳!』。皆で、ともどもに喜び合いたい!」

池田氏はこのあと、「埼玉おめでとう。常勝の大阪おめでとう。大東京おめでとう。さらに、鳥取、岡山、和歌山、福岡、宮崎、そして全国おめでとう」

と重点選挙区を次々と挙げている。これはたんなる宗教活動ではなく、政治権力に直結していることは間違いない。同時に池田氏は「私は声を大にしていいたい」といって「わが学会員こそが、勝利の大英雄なり!」という。そこに宗教的寛容さはない。

先の月光部隊が証言する。

「政権入りしてからすでに5年目になるが、池田氏はますます増長している。ひところなら“政教一致”批判が行われて政治や選挙に直結するような発言は避けたものだが、それがいまは堂々と選挙の健闘を讃え、露骨に政治的な発言をしている。創価学会がいかに宗教団体が政党を支援することは憲法で許されていると主張しても、これだけトッブの意向が如実に反映されている以上、“政教一致”の疑念はぬぐえない。それなのに池田氏は謙虚さをまったく知らず、権力にあぐらをかいている」

事実、秋谷会長は池田氏のスピーチが終わったあと、先の参院選で公明党が埼玉、東京、大阪の3選挙区で議席を獲得し、参院比例区では過去最高の862万票を獲ったことを報告しているのだ。

この日の池田氏は、さらにおごり高ぶっていた。8月に開催されるアテネ五輪を睨んで、聖火ランナーを務めたギリシャSGI婦人部の女性を壇上に上げた。彼女から実際に使用したトーチ(松明)を受け取り、池田氏はまるで自分が聖火ランナーになったかのようにトーチを高く掲げたのだ。

「広宣流布の炎を、ギリシャから世界へ!」といって、無理矢理、オリンピックと創価学会の活動を結びつけるが、まったく都合のいい話である。

 の日の池田氏は“舌好調”だった。

池田氏のスピーチに出てきた偉人は次の通りだ。フランスの歴史家ミシュレ、古代ギリシャの教育者イソクラテス、イタリア独立の英雄マッツィーニ、ノーベル平和賞受賞のジョセフ・ロートブラット博士、イギリスの歴史家トインビー博士、アメリカのウィルソン大統領、フランスのドゴール大統領という面々である。

創価学会元専従職員がいう。

「池田氏のスピーチは思いつきで喋るから間違いもかなり多い。のちの『聖教新聞』では『名誉会長の了承のもと、時間の都合で省略された原稿を加えて掲載しました』という注が入るが、偉人が出てくると、聖教新聞の担当者が慌てて原典に当たらなければならない。池田学会はもはや日蓮の宗教的魂などどうでもよくなっており、池田思想と選挙屋に成り下がった“権益集団”だ」

ゴルバチョフを前面に出して

最近『聖教新聞』の1面で池田氏が海外から受けた名誉博士、名誉教授などの数が取り上げられた(7月1日付)。それによれば、その数は160だという。'75年5月、旧ソ連のモスクワ大学名誉博士を皮切りに、世界の大学・学術機関から贈られたもので、160番目が中国・上海杉達サンダ学院の名誉教授称号だという。しかし、このうち4分の3以上はここ10年間で贈られたものである。池田氏側近が世界中の大学に働きかけたとみられても、仕方がない。なぜなら、中国、韓国、ロシア、インド、南米、アメリカなど、SGIの活動が盛んな国からの授与が多いからだ。

160番目の上海杉達学院からの授与にあたり、ゴルバチョフ元ソ連大統領から祝福のメッセージが届いた。ゴルバチョフ氏は池田氏に対し親愛なる友よ! 名誉博士『第1号』のモスクワ大学卒業生として私はこんなに嬉しいことはありません」と絶賛するのだ。

創価学会事情通がいう。

「政界引退後、ゴルバチョフは日本に何度か来日しているが、その過程で創価学会は彼に名誉博士号を与えている。また、今年は池田氏のロシア初訪問から30周年ということで『ゴルバチョフと池田大作』という本が最近角川書店から出版された。著者は元時事通信のモスクワ支局長だった中澤孝之氏で、池田氏が訪ソした際にモスクワで取材にあたった人物だ。このような手法でこれからも池田氏の“著名人漁り”が続くだろう。池田側近は世界の有名人およびそこにパイプのある学者やジャーナリストを探し、彼らを取り込むことに躍起になっている」

折しも8月には南アフリカ共和国で「ガンジー・キング・イケダ展」が開催される。これは世界各地を回っているSGI主催の展覧会だ。しかし、マハトマ・ガンジーとマーチン・ルーサー・キング博士、それに池田氏がなぜ肩を並べるのか、学会員ですら疑問に思っている人たちは多い。

どうせならパナマのノリエガやルーマニアのチャウシェスクなど、独裁者との会談録も出版して欲しいものだ。

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