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あふれる偽造証明書−中国

(Brooke Consulting)

北京内の大学地区では1990年代、中国政府は社会主義的教育システムの改革を打ち上げた。政府は学生たちをそれまであたりまえとされていた助成金から引き離し、学歴にお金をかけることは価値のあることだと懸命に説得した。

良くも悪くもその試みは実を結んだ。一方では中国の学生たちはすすんで学歴にお金を費やすようになった。しかしそのまた一方で勉学に勤しみ本当の学位を取得するよりも闇市で偽造証書を買うことを選択する人間が大量に出てきているという。

路地裏、カフェ、本屋などいたるところで行商人が質の高い卒業証書を約25ドル程度で売りさばいている。

偽卒業証明書だけでなく、中国のますます激化する競争市場を基盤とした社会圧力に対応して学生や卒業生は定期的に卒業証明書や成績証明書、リファレンスレターなどを偽造している。 これに加えて国際的に認知されているGRE(Graduate Record Examinations)なども即座に偽造の対象となった。

中国の改革政策は意図的ではないにしろ、中国の労働事情をゆがめる結果となったのは当然の成り行きである。中国教育機関の名に傷をつけ、政府の国際交換留学制度の推進運動を妨げている。

8月、アメリカを拠点としたGREなどを世界的に提供しているエデュケーション・テスティング・サービスが中国で広く浸透している不正行為のため中国(インド)で行われる予定だったGREのコンピューターサイエンス試験の実施中止を発表した。 この発表は、学生たちが問題を不正に共有していたことを調査員により発見されたことにより決定された。

「これらの国では学生が問題をすぐにインターネットで公開してしまう事が調査によって明らかになりました。 このままテストを実施しつづけると世界中の学生たち、米国の大学事務局、双方にとってもテストの有効性が脅かされてしまう。」とGRE会長キャロル ビールさん。

「公正さという観点からすると、その他の多くの国でコンピュータサイエンスを受験する学生たちにとって、これが能力を証明する唯一の方法なのです。」

カリフォルニア大学バークレー校の学者であり社会学部博士号プログラム管理委員のトム ゴールド氏は、ここ数年で急速に中国人学生の多くが疑わしいほどの高得点をとるようになったことに気がついた。

以前から中国人学生は数学で高得点をあげていたのだが、最近多くの中国人学生が英語で受けた口述試験でほぼ満点に近い結果を出している。

「私は台湾で英語を教えていたことがあり、英語が子供たちにとってどのようなものかをよく知っているので、こんなに多くの学生がこれほど高得点をとるということが納得できません。どうしたら可能になるのでしょうか。このことは私に警告し、多大な疑問を抱かせました。」とゴールド氏。

ゴールド氏の学部では結局30人以上の中国人学生のうちたった1人を受け入れました。

このような偽称は中国内でも大きな波紋を呼んでいます。 メディアは昇進するために偽造卒業証書やその他の偽証を用いた何千人にも昇る国家公務員や党員を取り締まる全国的なキャンペーンが9月に実施されることを発表した。「政府での職は権力と信頼が伴う。したがって公員が不正に雇用や昇進されれば国の統治を乱し、国民の政府に対する信頼を崩しかねない」と憤りを隠せない。

専門家によると、偽造証明書取引を取り締まることは容易ではないようである。新しい取り締まりを公表するとともに、当局は目を見はるほどの割合で偽造証明書が広く出回っている事実を発表した。

中国の文部省が発表した最新の国勢調査によると、大学の卒業資格を保有していると申告している人数は、大学側から公に授与された卒業証書数の500,000人を上回るという。

当局は、偽造証明書の氾濫に対抗するために二つの側面からのアプローチをとっている。警察側は偽造証明書発行者と売人を捕らえるために路地で張り込んでいる。その間、教育関係者側は「証明書センター」の設立に早急にとりかかっており、その結果、教務課職員や雇用者側も疑わしい立派すぎる履歴書を確認することができるというわけである。

教育関係者 曰く、中国の関連機関は、証明書を確認するという考えに馴染み始めたばかりである。北京に拠点を置く証明書センターの所長であるリュー・ユーピン氏によると今年度同センターに寄せられた証明依頼は100件に満たないとのことである。そして、そのうちの20%が偽造と判明した。国際教育機関の所長であるキース・クレメンガー氏は次のように述べている。「信頼の出来る証明書確認システムを構築することは大変なコストがかかり、また中国のようにありとあらゆる偽物がありふれた地域ではむずかしいことである。」

クレメンガー氏はまた次のようにもコメントしている。 「中国はまだ理想とは程遠い状態です。 非常に優れた人物が職に応募をして真剣に受け取られないと思うと非常に残念です。」

「私自身、疑惑の念が強くなっていることに苦しんでいます。 誰も信頼していませんし、おそらくチャンスをつかむべき、本当に才能のある受験者を見過ごしてしまっているでしょう。」 とゴールド氏もクレメンガー氏に同意した。

今年初め、日本の警察は国内でも優秀な大学の偽造卒業証書を東京で売りさばいている中国の犯罪組織を逮捕した。警察の尋問により彼らがすでに100枚以上の証明書を日本人と中国人に売った事実を明らかにした。

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