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ロバート・キム事件

(http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/02/20040602000079.html)

ロバート・キムさんに「祖国」を取り戻させるべき

ロバート・キム(韓国名キム・チェゴン)さんが7年ぶりに米国の刑務所から出所した。2カ月間の家宅収監生活を終えれば自由の身になる。キムさんが米海軍情報局に勤務していた1996年9月、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の潜水艦が江陵(カンヌン)の沿海に侵入する事件が発生した。キムさんはこの時、軍事機密を韓国大使館に漏らした疑いで逮捕され、服役してきた。

ロバート・キムさんの釈放は喜ばしいニュースではあるが、その一方では大韓民国という国に限りない羞恥を感じさせる。キムさんが祖国のためにスパイ罪を負い収監されている間、祖国はキムさんのために果たして何をしたのか。韓国政府はこの事件を「米国人が米国内で米国の法を違反した事件」と規定し、両国政府レベルの問題に拡大することだけを懸念した。「私は祖国に捨てられた“みにくいアヒルの子”ですか」というキムさんの悲しい訴えは無視された。

同じような事件でイスラエルは、当事者にイスラエル国籍を与え、首相が代わる度に米国の大統領に釈放を要求するのが慣例のようになっている。米国政府が米国法によって機密漏えい者を処罰することが当然であるなら、祖国のために危険を顧みなかった人のために祖国が最善を尽くすのは当然のことだ。しかし政府はそうしなかった。

政権が3回も変わる間、政府を代表するだけの人物がキムさんに慰めの手紙を送ったという話もない。投獄される前、年俸10万ドル以上を受け取っていたキムさんは、現在では夫人が雑用などの仕事をしなければならないほど、経済的に厳しい状態に陥っている。また、スパイ罪という前科のために年金も受け取れない立場だ。

今からでもキムさんが祖国の存在を感じることができるよう、政府と民間が積極的に取り組まなければならない。祖国を愛する同胞がその見返りとして自由を失い、貧困に陥り、寂しさで挫折しなければならないとすれば、それはまともな国とはいえない。

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