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北朝鮮の「強盛大国三大柱」

(連合ニュース 2000/01/01)

「思想重視と銃隊重視、科学技術重視路線は強盛大国建設の三大柱だ」。北朝鮮は新年を迎えて発表した党広報紙、軍報、青年報の共同社説を通じて「思想の堅固と銃隊の威力と科学技術の発展があれば、それこそがまさに主体の社会主義強盛大国だ」とし「三大柱」を設定した。

北朝鮮は昨年の共同社説でも強盛大国を思想強国、軍事強国、経済強国として説明し、経済強国の建設に力を注ぐという立場を明らかにしたが、今年の三大柱は昨年の三大強国建設をより一層現実化して、その範囲を一層具体化したこととして評価される。

北朝鮮がこのような路線を設定したのは、活発になった対外活動や経済事情、朝鮮半島情勢などと関連があることとして観測されている。

北朝鮮はまず三大柱のうち、思想重視路線を最優先とするとしている。

共同社説は、思想重視路線を貫徹するための主要課題として△首領決死擁護精神の確立△反帝階級教養強化などを前面に押し出している。

思想教養事業の重要性は北朝鮮が持続的に強調してきた部分だが、最、食料を求めるために中国国境を越える北朝鮮離脱住民が増加しており、経済難による住民たちの体制不満が漸増していることと関連があるという指摘だ。

また加速度がついている米国および日本との関係正常化への動き、国際社会の継続的な対北朝鮮支援などによって、いわゆる「黄色風」と呼ばれる資本主義国家の思想、文化的侵入を防止することが至急な問題として台頭しているという印象を与える。

二番目の課題として設定された銃隊重視思想は、朝鮮半島情勢を反映したものと把握される。

北朝鮮は最近、米国や日本との関係正常化を推進しながらも、これらの国家の軍事協力強化への動きに憂慮の声を高めている。

最近だけでも、日本の長距離ミサイルおよびイージズ艦、空中給油機や空母導入の可能性、さる3月の不審船追跡事件を口実にした特別警備隊構成への動きなどに憂慮の声を高めた。

米国に対しても北朝鮮に対する「戦争政策」を持続しているとしながら、不満な心情を表明した。特に韓国、米国、日本の三角軍事同盟の強化、米国の全域ミサイル防衛(TMD)体系構築への動きの加速化、対北朝鮮作戦計画である「5027-98」などはもちろん、朝鮮半島周辺で進行されている各種の合同軍事演習に、不満だらけの冷たい眼差しで眺めている。

共同社説が「帝国主義者が圧殺策動を行おうが、緩和戦術に出てこようが、一貫して反帝階級教養を強化しなければならない」「帝国主義侵略者が敢えて攻め入るならば、人民軍は一撃でやつらの牙城を爆破してしまい、正義の戦争として祖国統一の歴史的偉業を成就するはずだ」と主張した事実からも、韓、米、日の軍事協調に対して感じている北朝鮮の憂慮を読むことができる。

三大柱の中で最も注目されるのは科学重視路線だ。

北朝鮮は昨年の共同社説で「科学技術は強盛大国建設の越冬の力」だと強調したのに、今年の科学重視路線はこのような基調が国政指標として位置を占めたことを見せている。

特にさる1年間、北朝鮮が「全国科学者・技術者大会」(3.25〜26)を開催して、内閣に電子工業省を新設(11.24)したという点は、今年の科学重視路線重視を予想するものであった。

共同社説も「高い革命性を科学技術が支える時、社会主義の成功塔を積むことができる」としながら、科学重視の気風を確立しなければならないと強調した。

北朝鮮は社説で「科学技術が最短期間内に世界的水準に到達するため、強盛大国建設に切実な科学技術的問題を解決しなければならない」としながら△科学重視気風の確立△長期的な見識の科学、技術人材の養成△新しい科学研究の成果と技術革新案の導入△科学技術行政事業改善などに力を注いでいくという立場を明らかにした。

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