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現代グループの「金剛山観光」、「開発」へ規模拡大

(朝鮮新報 1999/01/24)

2000年末までに2段階に分けて約4億ドル投資

現代グループは朝鮮民主主義人民共和国の金剛山観光開発と関連し、98年6月の合意を修正・拡大した契約を新たに北京でアジア太平洋平和委員会との間で結んだ(1月13日、金潤圭現代グループ南北経済協力事業団長)。南朝鮮・統一部は99年1月15日にこの計画を承認し、同グループの開発事業は今年、さらに本格化していくことになった。既報のように、同グループは98年11月18日〜12月15日まで、観光船による14回にわたる金剛山観光を実施した。参加者は11月末で約6000人に達している。

金大中政権が承認した現代グループの朝鮮民主主義人民共和国・金剛山観光事業計画の内容を見ると、まず「事業範囲」が当初の 「観光船による金剛山観光」から「金剛山観光開発事業」へとその範囲が拡大された。投資方式も「南北合弁」から現代グループの単独投資に変更された。

つぎに「事業対象地域」だが、これも当初の九龍淵、万物相、三日浦・海金剛地区に加えて、三日浦、海金剛・金剛山海岸、温泉里、ソンブク里、チャンジョン湾、内金剛、通川、侍中湖地区まで拡大。これらの「土地、施設利用権、観光事業権」は30年に及んでいる。 さらに、無関税、施設利用権・譲渡権付与、送金の自由保障などの「特恵措置」も与えられている。

現代グループは、事業の見返りとして共和国側に対して99年1月から2005年にかけて(6年3ヵ月)、総額9億4,200万ドル(約1,000億円)を支払う。99年5月まで毎月2,500万ドル(1億5,000万ドル)、以後9ヵ月は毎月800万ドル(7,200万ドル)、その後は5年にわたって毎月1,200万ドルを支払う(7億2,000万ドル)。

現代グループの計画

現代グループの計画は1、2段階に分けられ、まず来年中にゴルフ場2ヵ所と1,000室規模の海上ホテル、90万坪のスキー場を建設する予定だ。

1・2段階を合わせて2000年末までに総額3億9,713ドルを投資し、1日平均1,000名から2,000名程度の観光客の招致を予定している。日程も柔軟性を持たせ、1泊2日から9泊10日までの日程が考えられている。具体的な内容は以下の通り。

▼1段階(99年1〜6月)、1億33万ドルを投資。

現在の船(南朝鮮・東海港〜北・チャンジョン港)による観光コースの北側窓口であるチャンジョン港近郊の温泉里に休憩所、温泉場、売店を、チャンジョン里に休憩所とガソリンスタンドを、チャンジョン里一帯に総延長5・5`bの道路と833坪規模の出入管理所を建設する。

▼2段階(99年6月〜2000年末)、2億9,680万ドルを投資。

3日浦、通川地区に100万坪規模の45ホールのゴルフ場2ヵ所、400室のコンドミニアム2ヵ所、700室のホテル2ヵ所、90万坪規模のスキー場(通川)、侍中湖周辺、金剛山の海岸沿いに海水浴場、キャンプ場をそれぞれ1ヵ所、チャンジョン湾に1,000室の海上ホテルを建設する。

束草市が雪岳山〜金剛山をつなぐ観光ルート開発

江原国際観光エクスポ(99年9月から50日間開催。50余ヵ国70の地方自治体の参加と150万名の観光客を予定)を開催する董文星(トン・ムンソン)・江原道(南側)束草市長は、大韓毎日新聞とのインタビュー(99年1月16日付)の中で、「観光エクスポの行事準備と共に、雪岳山〜金剛山をつなぐ観光開発と、束草〜羅津(北)、束草〜渾春(中国)間のカーフェリー就航による世界化戦略も推進している」と語る。

共和国が大々的に江原道一帯を開発

現代グループの関係者によると、同グループはアジア・太平洋委員会との間で今後、観光のスムーズな実施と観光客の費用軽減などの目的の下、陸路での観光ルート開発に乗り出すことで合意したという。

ルートは、南朝鮮の束草港を起点にして、軍事境界線(38度線)を越えて金剛山の東海岸に到達するルートと、金剛山の内陸部(東海岸とは反対)の軍事境界線を越えて到達するルートの二つが考えられている。

こうした動きに符号するかのように、朝鮮民主主義人民共和国側は98年9月から金剛山の位置する江原道の開拓・開発、土地整理事業を全土を上げて行っている。その対象は、金化郡、鉄原郡など軍事境界線に隣接する地域、板橋郡、法洞郡などの山間地帯、そして海岸沿いの安辺郡など。

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